新潟県と新潟市が合併する構想を発表した。
その際、気になるのが名前である。
出てきたのは

○新潟都

○新潟州
である。

新潟都は、システム的に類似する東京都を意識したものと思われる。
これは、大阪都(大阪府+大阪市)、中京都(愛知県+名古屋市)
と同じものと思われる。
ただ「都」の問題は、これは制度として「都」ではなく、東京という「都」を意識して命名された行政単位ということである。大阪は名古屋は副都、ということでまだ応用は可能かもしれない。ただ新潟の場合、日本海側の首都、という解釈もできるかもしれないが、新潟都はやや苦しい。

となると
新潟州
の方が現実味があると思われる。
ここに道州制の話がからんでくる。
もし道州制が導入された場合、都道府県の合併、あるいは都道府県の上部団体として北海道を除き「州」が導入される。
新潟州ができると、この道州制を先取りしたものという意味を持つ。
となると、大阪都も、中京都も、大阪州から関西州へ、中部州へと道州制への流れを作る可能性がある。
また先に新潟州が成立すれば、都道府県は都道州府県となり、道州と都道府県が混在する事態となる。当分は都道府県と同じレベルとして州が存在することになる。