9月6日の北海道の地震で、ニュースにあふれた地名。
●安平町(あびら)
勇払郡安平町。
2006年、早来町と追分町の合併により誕生。
実は早来町と追分町はかつて1つの村(安平村)、1952年に追分村が分村するにあたって1954年に安平村が早来村に改称した経緯があった。だから合併でもとに戻るにあたり、50年ぶりにもとの村名が復活したことになる。分区で以前の町名が採用されることがあるが、市町村合併では珍しいケース。「あびら」はアイヌ語由来の地名とも言われている。
●厚真(あつま)
勇払郡厚真町。
1906年の二級町村制施行時から、厚真(あつま)であり、現在まで合併を経験していない。
こちらの地名もアイヌ語由来らしいが、はっきりしていない。
●胆振(いぶり)
昔は胆振支庁、現在は胆振総合振興局。胆振地方ともいわれる。
でもまず知らないと読めない地名。
由来はこの地域にあった胆振国。この胆振という名称は斉明天皇の時代、阿倍臣が胆振鉏の蝦夷を饗応したという故事にちなむ。この胆振鉏(いぶりさえ)が現在の胆振国にあたる、という証拠はない。新井白石は名前から勇払(ゆうふつ)郡にあったと推定し、北海道の名付け親である松浦武四郎
は胆振国の地域にアイヌ人が多いことから胆振鉏であると類推したらしい。だから実際は胆振鉏が現在の胆振の地にあたるかわからない。ただ胆振鉏という地名が近代になって一部改称しながら復活し、現在まで地方名と使用されていることになる。
#このたびの被害に合われた方にお見舞い申し上げます
●安平町(あびら)
勇払郡安平町。
2006年、早来町と追分町の合併により誕生。
実は早来町と追分町はかつて1つの村(安平村)、1952年に追分村が分村するにあたって1954年に安平村が早来村に改称した経緯があった。だから合併でもとに戻るにあたり、50年ぶりにもとの村名が復活したことになる。分区で以前の町名が採用されることがあるが、市町村合併では珍しいケース。「あびら」はアイヌ語由来の地名とも言われている。
●厚真(あつま)
勇払郡厚真町。
1906年の二級町村制施行時から、厚真(あつま)であり、現在まで合併を経験していない。
こちらの地名もアイヌ語由来らしいが、はっきりしていない。
●胆振(いぶり)
昔は胆振支庁、現在は胆振総合振興局。胆振地方ともいわれる。
でもまず知らないと読めない地名。
由来はこの地域にあった胆振国。この胆振という名称は斉明天皇の時代、阿倍臣が胆振鉏の蝦夷を饗応したという故事にちなむ。この胆振鉏(いぶりさえ)が現在の胆振国にあたる、という証拠はない。新井白石は名前から勇払(ゆうふつ)郡にあったと推定し、北海道の名付け親である松浦武四郎
は胆振国の地域にアイヌ人が多いことから胆振鉏であると類推したらしい。だから実際は胆振鉏が現在の胆振の地にあたるかわからない。ただ胆振鉏という地名が近代になって一部改称しながら復活し、現在まで地方名と使用されていることになる。
#このたびの被害に合われた方にお見舞い申し上げます