日本の地方空港では、正式名称のほか、愛称を持つ空港がある。

○高知龍馬空港
2003年11月から。いわずもがな、坂本龍馬から採られた。日本で人名がつく公共機関はめずらしい。外国ではいくつかあるが、いずれも第2次世界大戦後に活躍した政治家の名前である。(パリのシャルル・ド・ゴール空港、ジョン・F・ケネディ空港)。これを日本であてはまれば、羽田は吉田茂空港に、成田は佐藤栄作空港になる。新潟空港なら田中角栄空港でもいいかもしれない。


○米子鬼太郎空港
2010年4月から。まんがのキャラクターからとられた。イギリスでいえばハリー・ポッター空港ができるようなものであろう。
これは作者の出身地に由来する。鬼太郎の名前はすでにバスの名前や、タクシー、フェリーの名前に使用されている。作者の名前も商店街や郵便局の名前になっているが、空港はキャラクターの名前になったらしい。まだ存命中だからだろうか。まんがのキャラクター(作者の出身地)なら、Q太郎空港やバカボン空港もありえそうである。ただ鬼太郎以外ではそこまで話はまだ聞かない。

○南紀白浜パンダ空港
これはまだ正式決定ではない。そのような話が出ている程度である。これは白浜にパンダが6頭いることに由来するらしい。パンダという観光性の高い動物だから出た話といえる。
動物がついた空港では同じく、
○コウノトリ但馬空港
○対馬やまねこ空港
がすでにある。

○出雲縁結び空港
出雲といえば出雲大社。出雲大社といえば縁結び。というわけで空港の名前も縁結び空港となった。2010年10月からJAL機内アナウンスでも呼ばれることになった。
同様に、人名でも、キャラでも、ないパターンとしては
○徳島阿波おどり空港
がある。