大阪地名研究所

合併をめぐる市町村名や駅名、区名など、地名に関する話です。

日本地名研究所 会員(2018年より)
関心分野ー 市町村名(合併にともなう変遷、行政地名) 、消滅地名、駅名、ネーミング、韓国の地名など
関連論文ー 筑波研究学園都市の合併問題と新市名の選定過程(1987年)

駅名研究

大阪の地下鉄路線名

大阪の地下鉄路線名は、道路名が多い。

御堂筋線
堺筋線
谷町線
千日前線
中央線
四つ橋線
今里筋線
いずれも、道路名である。

長堀鶴見緑地線
長堀も道路名である。

中央線
こちらも中央大通の下だから、道路名と言える。

大阪では南北を走る通りの名称は、筋という。
南北に走る路線は5本ある。
この中で気になるのは、「筋」がつく路線と「筋」がつかない路線があることである。
御堂筋線、堺筋線、今里筋線は筋がついている。
谷町線、四つ橋線は、筋がついていない。
この違いは何なのか。
なぜ谷町筋線、四つ橋筋線ではないのか。
一つ考えられるのは、谷町、四つ橋はそれぞれ地名として存在し、谷町4丁目、6丁目、9丁目駅や四つ橋駅など、それぞれ駅名があることである。
御堂筋線には御堂駅や堺駅などはない。
あと、考えられるのは文字数である。
みどうすじ、さかいすじは5文字。
たにまちすじ、よつばしすじは6文字。
あるいは文字数のために谷町線と四つ橋線は筋を外したかもしれない。

しかし、いまざとすじも6文字である。
また今里筋線には今里駅がある。
今里筋線を今里線にしなかった他の理由があるかもしれない。


箕面萱野駅、箕面船場阪大前駅

大阪の駅名の特徴の1つに「長い」というのがある。よくあるのが隣接する2つの町の名をならべた連名駅名。喜連瓜破駅、関目高殿駅、千林大宮駅、野江内代駅など。または四天王寺夕陽丘駅など、神社名と地名を並べたものもある。さらに天神橋筋六丁目駅など、連名でもないのやたら長い駅名もある。



北大阪急行が延伸することになった。この延伸により新設される駅名が決定した。

箕面萱野駅

箕面船場阪大前駅

漢字4文字と7文字。大阪の駅名に対する傾向がしっかり引き継がれている。ただ今回の駅名は、2つの地名を並べたものではない。そのあたりが気になる。

まず、箕面萱野(みのおかやの)駅。

萱野は箕面市の町名にあたる。駅名として駅のある地名を採用する。これは問題ではない。ではなぜ萱野駅ではなく、箕面萱野駅となったのか。この場合の箕面は萱野よりも広範囲を示す地名である。このような命名は、同名の駅名があってまぎらわしい場合につけられることが多い。

ところが萱野駅は他にない。

ではなぜ箕面萱野駅と箕面にあることになったのか。

こちらは当初、駅名の案は新箕面駅であった。つまり、箕面方面への延伸が今回の謳い文句である。しかも終点である。萱野より知名度のある箕面を採用するのは理解できる。

ではなぜ新箕面駅にならなかったのか。駅名は公募をもとに、駅名検討会議が検討した。会議の参加メンバーは地元自治会、協同組合、大学、鉄道会社など地元の団体からなる。結果から見ると、箕面を駅名に残したい意見と、萱野の名前を採用したい意見の折衷案のように思われる。また同じ市内にに箕面駅と新箕面駅が共存する混乱も考慮されたのではないか。

続いて、箕面船場阪大前駅。

船場は大阪市にある有名な地名である。しかもこの船場という地名も、大阪市の船場にある問屋が箕面に移転したことに由来する。船場駅は実際にはないが、混乱することは十分に予想される。これは箕面船場駅とするのは正解であったかもしれない。

問題は阪大前の名前までついたことである。これは阪大箕面キャンパスに由来するが、現在、箕面キャンパスは駅の近くには存在しない。ただたしかに、駅の近くに移転予定である。確かに駅名の印象として大学の名前をいれる傾向はある。ただ阪大のキャンパスは箕面だけではない。豊中キャンパスや吹田キャンパスもある。駅名に名前をいれることで、阪大の中心が箕面船場の箕面キャンパスにあるという誤解を招く可能性がある。また駅名としてすでに4文字の駅名に、さらに3文字を追加する必要があるだろうか。並列でなくても副駅名、たとえば箕面船場(阪大前)駅でも良かったのではないか。ちなみに阪大はこの駅名選定委員会のメンバーにも入っている。

大津線の駅名変更

2018年3月、京阪電車大津線の駅名が4つ、改称された。 浜大津ー>びわ湖浜大津 別所ー>大津市役所前 皇子山ー>京阪大津京 坂本ー>坂本比叡山口 上の4つの改称には、2つのパターンがある。

1.前または後ろに地名を加え、もとの駅名を残す

2.完全に別の駅名に変更する

たとえば浜大津、坂本駅の改称が1のパターン。 皇子山と別所が2のパターンにあたる。 まず1の傾向について見てみよう。 浜大津+琵琶湖 =びわ湖浜大津、坂本+比叡山=坂本比叡山口はそれぞれ、従来の駅名に観光地を加えたもので、観光地としてアピールしたい意図は感じられる。 ただびわ湖浜大津駅の琵琶湖、は範囲が広い。はっきり言えば、大津線ほとんど琵琶湖の脇を走っている。 浜が琵琶湖の浜を指すとしてでもある 。 また気になるのはその表記である。なぜ琵琶湖ではなくびわ湖なのか。

そこでびわ湖の使用例を見てみよう。 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 、びわ湖バレイ、びわ湖テラス 、びわ湖大津観光協会 、びわ湖大津プリンスホテル(滋賀) 、ホテルピアザびわ湖 、びわ湖大津館 観光関係の施設で、びわ湖の表記が目立つ。 ただ字の難しさでいえば、比叡山も簡単とは言えない。 読みやすい、読みにくい、そのような理由でせっかくある漢字表記を捨て、簡単に駅名にひらがなを採用していいものだろうか。また、ひらがな2文字、漢字4文字なども、バランスの悪さを感じさせる。 皇子山から京阪大津京駅へ改称は、JR大津京駅を意識したもの。こちらも京の文字が2つ入るせいか、とてもバランスが悪い。またJR大津京駅は湖西線の大津の玄関駅であるが、京阪大津京駅は玄関駅ではない。京阪大津線の玄関駅は浜大津駅である。浜大津駅と大津京駅が同じ線に存在する。混乱が増えるばかりではないだろうか。 そして別所から大津市役所前の駅への改称。役所の名前は強い。移動しないイメージもあるし、至便性もある。ただそのために、別所という駅名をあっさり捨ててもよかったのだろうか。こちらこそ併記ができなかったのだろうか。

ソウルの固有駅名

韓国の地名は基本的には漢字で書かれる地名である。おそらくは本来の固有語に漢字をあてはめ、漢字読みに変化したものも多いと思われる。 しかし、すべて漢字化するものはむずかしかったらしい。 ソウルの駅名でも、漢字化されていない駅名がいくつかある。

最近、地下鉄の駅に、「スンウリマル(純粋にわれわれの言葉)」の駅名について由来を書いた張り紙があった。
そこにあがっていた駅名と、説明を見てみる。

エオゲ ???  地下鉄5号線
小さな峠または小さな子供と関連がある峠。

クブンタリ ???? 地下鉄5号線 
朝鮮時代、この地域の村にあった橋が折れ曲がっていて、折れ曲がった橋(クブンタリ)とと呼ばれた。

トルコジ ??? 地下鉄6号線
村の東側の山が紺色の石を突き刺したように見え、トルコジ(石差し)村と呼ばれた
トッパウィ ??? 地下鉄6号線
岩の形が瓶(トク)のようだからとつけれられた説と、岩が多くて隠れやすいのでつけられたという説がある。

マドゥル ?? 地下鉄7号線
昔ここに宿駅の基地があり、馬(マ)を野原(ドゥル)で育てたためという説がある

モッコル ?? 地下鉄7号線
朝鮮時代、墨(モク)をつくっていたムットン(墨洞)という名前を純韓国語で表記したという説と
学問を奨励するためにモク(墨)を村の名前として定めたという説がある。

チャンスンペギ ????  地下鉄7号線
チャンスン(=村の守り神として立てる男女の木像)がある場所をチャンスンペギといい、朝鮮中期、王の正祖(チョンジョ)が悲痛で死んだ父思悼世子サドセジャを忘れないためスウォンの墓所を参拝に通い、森が生い茂るこの場所で休んでいた間にひっそりとチャンスンをつくったという

ポラメ ???  地下鉄7号線
ポラメは狩りのために育てた生後1年以内のタカのことで、空軍士官学校の象徴する鳥がポラメ。
空軍士官学校だった場所を公園としてポラメ公園と命名。


上記以外にも、以下の固有語の駅がある。

トゥクソム 地下鉄2号線
タンコゲ 地下鉄4号線
ボチコゲ 地下鉄6号線
セジョル 地下鉄6号線

駅の改称−東大門運動場駅から東大門歴史文化公園駅へ

2009年10月29日、東大門運動場駅が東大門歴史文化公園駅に改称した。
すでに駅目の根拠となった東大門運動場は、昨年で撤去済みである。
そのため、駅名の変更は時間の問題と思われた。
どのような駅名に変わるのか。
個人的に想定していたのは「東大門市場」駅。
ただ、実際の市場からは少し離れているのが弱い。
または、東大門運動場のあとにできるデザインパークの名をとって「東大門デザインパーク」駅名も考えられた。
最近、カタカナの、しかも外来語の駅名への改称が多い。

九老工団駅ー>九老デジタル団地駅
加里峰駅ー>加山デジタル団地駅
水色駅ー>デジタルメディアシティ駅

また、インチョン地下鉄でも新線でカタカナ駅が誕生している。

キャンパスタウン駅
テクノパーク駅
セントラルパーク駅

それまでのカタカナ駅名とえば
南部ターミナル駅
高速ターミナル駅
ワールドカップ競技場駅
など、すでに韓国語の一部となったような外来語のみであった。

あきらかに駅名の方針が代わったように思われる。
ちなみに駅名を決めるのは、ソウル市地名委員会。
今回の東大門運動場駅も、ソウル市地名委員会により決定された。

「東大門歴史文化公園駅」
トンデムンヨクサムナコンウォン駅
동대문역사문화공원역


ひとまず、カタカナ地名の採用は見送られた。
ハングルでは一番長い駅名らしい。
ただ、名前の由来となったに東大門歴史文化公園は10月27日に誕生したばかりの公園である。知名度はほぼ0に近い。
これは、公園をアピールしたいソウル氏の意向が反映されたものと思われる。
しかし、歴史の浅い公園の名前がつくことに、正直違和感がある。
東大門といえば、興仁之門。これからは歴史性は感じられる。
しかしそれ以外のイメージといえば、やっぱり市場なのである。
残念ながら、現在、東大門ときいて「歴史」「文化」「公園」と連想する人は少ないと思われる。
今回の改称も、最近の駅名改称の流れに見られる、「イメージ先行」の流れに沿ったものではないか。

ちなみに改称はすでにされたが、駅名の看板の変更、アナウンスの変更までは、まだ時間がかかるため、実際に改称されるまでは時間がかかるらしい。

ソウル地下鉄:漢字+固有語の駅名

前回、ソウルの地下鉄の駅名で固有語名+漢字の合成駅名は2つしかない(カチ山、セッ江)と書きましたが、よく調べてみるともっとありました。 すみません。


調べてみると、以下の通り。

1号線 東廟アプ トンミョアプ ???
2号線支線 カチ山 カチサン ???
3号線 母岳ジェ ムアクジェ ???
3号線 鶴ヨウル ハクヨウル ???
4号線 漢大アプ ハンデアプ ???
4号線 弥阿ムゴリ ミアサムゴリ ?????
5号線 広ナル クァンナル ???
5号線 汝矣ナル ヨイナル ????
6号線 孝昌公園アプ ヒョチャンコンウォンウアプ ?????
7号線 トゥクソム遊園地 トゥクソムユウォンチ ?????
7号線 新大方サムゴリ シンデバンサムゴリ ??????
7号線 オリニ大公園 オリニテゴンウォン ??????
7号線 光明サゴリ 光明??? ?????
8号線 丹垈オゴリ タンデオゴリ  ?????
9号線 セッ江 セッカン ??

ちなみにまだ未開通だが、9号線には麻谷??という駅も将来開業予定。
できれば空港鉄道との連絡駅になる。

以上、漢字+ハングル固有語の駅名は、いくつかのパターンにわけられる。

1.○○アプ (~前)
2.○○サゴリ、サムゴリ、オゴリ(十字路、三叉路、五叉路)
3.○○ナル ○○ジェ  (船着場、峠?)
4.○○山 ○○江
5.ハングル固有地名+公園、遊園地など

1.の○○アプは、日本の駅名でもよく使われるパターン。
日本でも京都市地下鉄京都市役所前駅、大阪地下鉄動物園前駅などがある。
英語表記などではアプの部分が省略される。

2.サゴリ(十字路)、サムゴリ(三叉路)は、韓国のバス停ではおなじみで、地名としてよく使われる。また駅名では既存の駅名と区別するためにつけられるようである。
ミア駅 と ミアサムゴリ駅
シンデバン駅とシンデバンサムゴリ駅
クァンミョン駅とクァンミョンサゴリ駅
特にクァンミョンサゴリ駅はもともと光明駅だったが、KTX光明駅の開通にあわせて、クァンミョンサゴリに改称された。
ちなみにクァンミョン駅とクァンミョンサゴリはかなり離れている。
おそらく、クァンミョン駅には電鉄も通るようになり、同じ首都圏の料金体系に組み込まれているため、どちらかの駅名を変える必要が会ったものと思われる。

3、○○ナル、○○ジェは、韓国の固有地形名を生かしたパターン。
ちなみにクァンナルは駅名では漢字表記はないが、???(廣壯洞) にあることから???(廣壯洞) にあるナルという意味と思われる。

4は、3.とは逆に、地形名が漢字(山、江)のパターン。

ソウル地下鉄9号線の駅名

2009年7月、ソウル地下鉄9号線が開業した。
新しい駅も増えた。
まず気がつくのは、「新」がつく駅名が多いことである。
新傍花駅
新木洞駅
新盤浦駅
新論峴駅

いずれも、新のつかない駅名がすでにある。
ちなみにいままで、ソウルの地下鉄で新がついているのは
1号線(国鉄京元線)新里門駅
2号線新大方駅
4号線新竜山駅
5号線新金湖駅

しかなかった。一気に倍増である。
これは後発の地下鉄の路線としては、しかたがないかもしれない。
バンポ(盤浦)にいたっては、旧盤浦駅もあり、新盤浦駅、旧盤浦駅、盤浦駅が3つ、共存することになった。これはあとで混乱の元になるかと思われる。

また黒石駅は、中央大が駅名を希望、結局、黒石(中央大入口)となった。
これは最近までの駅名の大学名偏重に比べれば、特異な結果と思われる。

また、固有名の駅名は
セッカン샛강駅
ノドゥル노들駅

の2駅。
セッカンのセッは新しい、カンは江。
新しい川という意味で、漢字語と混合した珍しい駅名。他では
5号線、2号線支線のカチサン(カチ山)駅があるぐらい。
ノドゥル駅のノドゥルは、以前ここにあったノドゥルナルに由来するそうで、
ノドゥルナルを漢字で意訳すると鷺梁津ノリャンジンとなるそう。
つまり漢字語を固有語に意訳した駅名。
漢字語を固有語に訳した例はほかにもある。
6号線のセジョル駅は洞名のシンサ(新寺)を固有語に訳して駅名とした。
これは3号線のシンサと同じ発音になってしまうことを避けたらしい。

ただ今後の9号線の予定駅名を見ると
サムジョン삼정
サムジョン삼전

と日本語で区別できない駅名がある。
これもできれば避けてほしい。
2号線にも
シンチョン新村신촌駅と 
シンチョン新川신천駅
があり、外国人なかせなのである。

また今回、国会議事堂駅が誕生した。
官公庁名で区庁以外では、4号線(国鉄果川線)果川政府庁舎駅以来。
東京のように「国家議事堂前」駅ではなく
「国会議事堂」のみ。

韓国の役所駅名について

地下鉄1号線が乗り入れる国鉄京釜線のシフン(始興)駅が2008年12月、クムチョングチョン(衿川区庁)駅に改称された。
区庁など役所の名前がつく駅名は多くはない。
ソウルの地下鉄で役所の名前がつく駅名といえば

○1・2号線 市庁駅
○2号線支線 陽川区庁駅
○4号線(国鉄果川線) 政府果川庁舎駅
○5号線 永登浦区庁駅
○6号線 麻浦区庁駅
○7号線 江南区庁駅
○8号線 江東区庁駅

がある。
始興駅の設置は1908年。
当時の地名は始興郡郡内面(クンネミョン)郡内里(クンネリ)であった。
地名からするとここが郡の中心であったらしい。
ちなみに面は日本で言う市町村、里は字にあたる。
正確な位置関係はわからないが、当時の状況からみて、駅名は郡名である始興郡からとられたものと思われる。
地名は1914年に始興郡東面始興里と改称された。
これは始興郡の中心部であるからとも、始興駅があったことも影響しているとも考えられる。
1963年にソウル市に編入され永登浦区始興洞に、1980年には分区により九老区始興洞に、1995年にさらに分区により衿川区始興洞となった。
始興郡は1989年1月、始興市の誕生とともに廃止された。
現在の始興市は始興駅よりも西側にあり、駅がない。
洞名には残されているとはいえ、今回の改称で駅名に残されていた始興郡の名残りが消えてしまったことになる。
確かに駅前にはクムチョングチョン(衿川区庁)ができている。駅名としては間違いではない。
このクムチョンという名前は1795年、始興県(※県は当時の行政単位)に改称される前の名前、クムョン(金川)県からとられたという。
と考えれば、このたびのシフンらクムチョングチョンへの駅名の変更は、200年前の地名が駅名に復活したともいえる。
当時、区名を始興区にしなかったのは、すでにあった始興市に配慮したものと考えられる。

他に韓国の役所駅名は・・・

仁川地下鉄1号線 富平区庁駅  仁川市庁駅
大田地下鉄 中区庁駅
釜山地下鉄1号線 市庁駅
釜山地下鉄3号線 江西区庁駅

などがある。

ソウル地下鉄1号線の駅名

地下鉄1号線の駅名をためしに「英訳」してみる。
これは本来の駅の英語表記とは違う、漢字名からの「直訳」である。
ちなみに地下鉄1号線はソウル駅から先、清涼里から先は、それぞれ国鉄京釜線、京元線に乗り入れている。

ソウル駅 Seoul Station
市庁 City Hall
鐘閣 Bell tower
鍾路3街 Bell Street 3th Town
鍾路5街 Bell Street 5th Town
東大門 East Big Gate
東廟前 East shrine
新設洞 New establishment cave
祭基洞 Festival Base Cave
清涼里 Clean Cool Village

鍾路の「鍾」は酒器の意味があるらしい。
でも本来の意味は「鐘」がある「路」である。
字は日本の統治時代にあらためたらしい。
なので本来の意味で「英訳」してみた。

「洞(トン)」は韓国の都市における下部の行政単位の名前。
日本でいう「町」にあたる。
「○○街」の例外ががあるが、ほぼ「洞」で統一されている。

したがって日本風にいえば、「新設洞」は「新町」となる。
駅名は存在する地名「新設洞」に由来する。
祭基洞駅も同じ。
ちなみに日本統治時代、日本人がすむエリアは「町」という単位となった。
新設洞、祭基洞も1943年の東大門区設置の際に新設町、祭基町となったが、
1946年10月に町が洞に改められている。

「里」も、行政単位の名前。
郡部で使われ、日本で言う「村」にあたる。
本来であれば都市部にある清涼里も「清涼洞」になるところである。
清涼里も1943年の東大門区設置の際に町となっているが
その際、名前が「清涼町」ではなく「清涼里町」となった。

台鉄「暖暖駅」


先日、台湾にて、
平渓線から台北駅に戻る際に見つけた駅名。
基隆の近くにある。
中国語だとNŭannŭanヌアンヌアン?
由来が気になるところである。
ちなみに台湾の歌手梁静茹のMTVにも
この駅が登場するらしい。
また基隆市暖暖区、暖暖里、暖暖高級中学もあるそう。





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