アフリカにあるスワジランド王国。
国境がすべて南アフリカ共和国という珍しい国である。
そのスワジランドが2018年、国名を変更するという。
新しい国名は、エスワティニ王国。
ちなみにスワジランドとは、植民地時代からの名称で、スワジ人の国(ランド)という英語が由来であった。
それが今回、スワジ語の名称である「エスワティニ」に変更される。

アフリカではローデシアからジンバブエ、ダオメーからベナン、コンゴからザイール、そしてまたコンゴへといくつか国名を変更するケースが見られる。ローデシアや今回のスワジランドは、植民地を経て国名が命名されたという経緯が絡んでいる。そのスワジランドも独立から50年を経て、やっと今回の改称となった。

またアジアでもセイロンからスリランカ、グルジアからジョージアなどへの変更があった。ただジョージアについては対外的な国名の表記の変更で、国名の変更には当たらないかもしれない。この表記の変更はジョージアの反露感情が絡んでいる。

またヨーロッパではマケドニア(前ユーゴスラビア)から北マケドニアへの国名変更があった。こちらはマケドニアの地名を古来の地とするギリシャとの関係が絡んでいる。